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2018.09.05
注文住宅の打ち合わせ内容と注意すべき点とは|プロの工務店が解説
みなさんこんにちは。
新しい住まいを注文住宅でお考えの方は、好みの間取りを実現したり、希望の設備を取り入れたりと考えるだけでわくわくしますよね。
一方で、自分の思いが正しく反映されるか、そもそも実現可能なのか不安な点もたくさんあると思います。
注文住宅を建てるまで、様々なことを工務店と一緒に決めていく必要があり、多くの打ち合わせを行います。
今回は、その打ち合わせ内容で一体どのようなことについて話すのか、注意しておくポイントとは何かをご説明していきます。
□打ち合わせの流れと内容
まず、打ち合わせの全体像を簡単につかんでいきましょう。
打ち合わせは、大きく内容ごとに分けて4種類の打ち合わせがあります。
資金計画、間取り、仕上げ、支払いという流れです。
*資金計画について
最初の打ち合わせでは、資金についての話をします。
工事自体の金額や、建物本体の金額の他に、ローンや登記全般の手続きなどについてまで打ち合わせます。
書類を用意する必要がありますので、2回~5回に分けて行われます。
*間取りについて
ここでは、間取りの他に使用する材料やキッチンなどの設備を決めていきます。
一部、着工後に打ち合わせする部分もありますが、基本は設計前に行われます。
ただし、間取りはなかなか決まらない場合もありますので、その場合は打ち合わせ回数がどんどんと増えていきます。
*仕上げについて
仕上げ段階では、コンセントとスイッチの位置や壁紙の色、照明器具の決定などの細かい部分を話し合います。
建設中に打ち合わせが行われますので、数ヶ月をまたいで工事が進むごとに複数回打ち合わせます。
また、着工前に全ての項目を決めてしまうこともありますので、間取りについての打ち合わせの時に、仕上げの打ち合わせが別であるのかどうかは確認しておきましょう。
*支払いについて
最後に、料金の支払いについての打ち合わせがあります。
追加で発生した費用や明細確認、支払い手続きの日程などを確かめます。
相手方に営業担当の方の他に司法書士が同席する場合もあります。
□注意点
以上が、注文住宅を建てるときに行う打ち合わせの簡単な概要になります。
意外と打ち合わせ回数が多いことに驚かれた方も多いのではないでしょうか。
なぜこんなにも打ち合わせ回数が多いのかと言いますと、設計者や営業担当者と密に連携を取る必要があるからです。
打ち合わせで一番注意すべき点は、お互いの認識のズレです。
完成した後には、変更できませんので、打ち合わせの際には写真や自分の絵、雑誌の切り抜きなどを持参しイメージが確実に伝わるようにしましょう。
また、こちらの意見を伝えるだけではなく、時には相手の提案にも耳を貸す事も重要です。
好みのデザインだけで住まいを建てても、実生活を行う中で様々な不具合が発生します。
担当者は住まいのプロですので、アドバイスを聞き入れながら好みと実用性のバランスを取っていきましょう。
□最後に
最後になりますが、せっかくのマイホームを建てるのであれば失敗はしたくないですよね。
そのためには、入念な打ち合わせが不可欠です。
「めんどくさい。」とか「迷惑じゃないか。」など気が引ける部分もあると思いますが、打ち合わせは本音を担当者と話し合うことがとても重要です。
日程には余裕を持って、相手との信頼関係を高めながら住まいを考えていきましょう。