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2018.03.30
シックハウスの対策におすすめ、漆喰壁の特徴って?
今回は、漆喰壁についてお話ししたいと思います。
◎シックハウスの原因は?
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家にいると体の調子がおかしくなったという話を聞いたことがありませんか?
症状は様々なのですが、住宅において居住者が体調不良を訴えることはシックハウス症候群とも呼ばれており、特に新築したばかりであったり改修を行ったところであったりする住宅で起こりやすいです。
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住宅の高気密化による室内空気循環の悪化、および屋内の設備や使用されている資材などから放出されている化学物質が主な原因とされています。
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この化学物質が住宅内にとどまりやすく、体内に入りやすくなっている住環境からこのような体調不良が生じやすくなっていると考えられています。
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シックハウスを避けるためには、空気の流れをよくし、なるべく化学物質を使用しない家づくりにする工夫を行うのが重要です。
特に素材選びは重要になりますが、おすすめは漆喰です。
◎漆喰はどのようなものでできている?
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漆喰は瓦や石材の接着剤あるいは壁の上塗り剤などで使用されており、石灰岩を焼いて砕き水と反応させてできる消石灰とも呼ばれている水酸化カルシウムが主成分です。
水酸化カルシウムは二酸化炭素を吸収することで徐々に硬化して元の石灰岩に戻る特徴を持っており、漆喰を使った外壁は長い年月を経て非常に固くなります。
◎漆喰壁の注意点
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漆喰壁における注意点として、傷がつきやすいというのと、下塗りが乾くまで待つことになる場合もあり、工法によっては施工時間が長くなる可能性があることをあらかじめ知っておきましょう。
また、塗った後しばらくの間は臭いが気になることもあるかもしれませんが、無害ですので心配する必要はありません。
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◎漆喰を壁に使うメリット
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漆喰を壁に使うことによって様々な恩恵が期待できます。
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○身体に優しい自然素材
漆喰は自然素材で化学物質を含みません。また上でも記していますが、主成分の水酸化カルシウムが空気中の二酸化炭素と化学反応を起こして時間が経つと非常に固くなる性質がありますので、接着剤にも化学物質を含んだものを使う必要がありません。
仮に体内に入っても化学物質よりは圧倒的に健康被害を少ないと言えます。
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○調湿機能がある
漆喰は微細な多孔質の素材であり、空気中の物質を吸着する性質を持ちます。
そのため空気中の湿度を調整する特徴があり、快適な住環境を維持します。
空気調節機器を使用する頻度が減って家計にも優しいだけでなく、環境の変化に伴う身体への負担も軽減できます。
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○菌や臭いの原因を分解
主成分の水酸化カルシウムが強アルカリ性のため、漆喰の壁には有機物を吸着した後に分解する殺菌機能があります。
そのため、室内の細菌の繁殖を抑制することが可能です。
また臭いの原因も分解できますので、防臭効果も期待できます。
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○耐火性がある
漆喰の壁は不燃性ですので火にも強く、化学建材のように有害ガスが発生することもありません。
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◎最後に
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今回は、シックハウスの原因と漆喰壁の魅力についてご紹介いたしました。
身体に良い素材を使いたいとお考えの場合には、漆喰壁のご利用をお勧めいたします。